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ギータ復帰戦!〜リハビリ組野手の現状〜

ちくごNews
公開日:2025.08.30
ギータ復帰戦!〜リハビリ組野手の現状〜

Bambiesでは29日に筑後のリハビリ組を取材しました。各選手の様子を、コーチや選手の言葉からレポートします。今回は野手陣について。

この日、柳田悠岐選手が実戦復帰!4月11日のロッテ戦(ZOZOマリン)で自打球を受け、右脛骨骨挫傷。約4か月半リハビリを行ってきましたが、29日のウエスタン・リーグ広島戦で復帰。「1番DH」で先発出場し、3打数無安打。結果こそ出ませんでしたが、野球が出来る喜びを感じていました。

柳田選手は、「いやもう打てなかったんで、まず悔しいって感じですけど、ここまで治して、サポートしてくださった皆さんがいるので、そういう方に感謝したいです」と語りました。

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中谷将大リハビリ担当コーチは「痛くて歩くのもキツい頃から知っているので、無事に試合復帰まで来られたのは、携わった身としては僕も嬉しい」と主砲の復帰に胸を熱くしていました。

柳田選手が「怪我のキャリアハイ」と表現するほど今回の怪我は激痛だったといいます。2週間は足も着けず、1か月程は歩くこともままならなかった壮絶なリハビリ期間を振り返りました。まずは大きな復帰の第一歩。ここから怪我なく、無事に歩みを進めて欲しいですね。

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そして、左肩の怪我から復帰を目指す正木智也選手は、ノックを再開。中谷コーチは、「後方フライとか打ちましたけど、自分の左側の打球は伸ばしすぎず、身体の近くで捕ることは意識してやっていました。(打球を)追っている感じは全然(問題ない)かなと思います」と話していました。

フリー打撃では力強い打球を飛ばしていますが、「まだ片手を外したらいけない制限付きだけど、本人も意識出来ているし、ある程度馴染んできましたとは言ってましたよ」と頷きます。

さらに、「身体もデカくなってる。(打撃投手として)投げていても、すごく打球が飛んでいるし、しっかり振れている。宇野(真仁朗)や木下(勇人)も正木のバッティング見に来ましたけど、一緒にやれていい時間やなと思います」と正木選手の成長に目を細めると共に、若鷹への刺激も感じていました。

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宇野真仁朗選手は、7/31にトミー・ジョン手術を受け、1週間の入院の末に筑後のリハビリ組に合流。中谷コーチによると、「装具がとれない限りは、走る動作とかもしていないので、今は基本歩きながら出来る範囲の技術練習です」とのこと。

宇野選手は「片手ティーとフィールディングとか出来ることは意外とあります」と退院直後から精力的に汗を流していました。さらに、「こんなにバットを振らないことは初めてです」と言い、大好きなバッティングが出来ないことが「1番キツい」とも語っていました。

競技復帰までは8か月の見込みとされています。トレーナーさんによると、投手のトミー・ジョンからの復帰プログラムと7か月目くらいまで大まかな流れは同じだそうです。先は長いですが、見守りたいですね。

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4月に左膝の手術を受けた木下勇人選手。中谷コーチによると、「患部の状態を確認しながらやっている」段階とのことです。ちなみに、仲良しの村上泰斗投手がバリカンで剃ってくれたという丸刈りスタイル、とても似合っていました。

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左手に死球を受けて以降、リハビリ組に合流しているデービッド・アルモンテ選手。中谷コーチは「気持ちの浮き沈みもあったけど、今はいいメンタルで出来ることをやれている。守備は問題なくやれてる。バッティングは片手ティーとかしかやれないので、やれる範囲で」と語ります。
一時は周囲も心配するほど落ち込んでいたアルモンテ選手。少しでも前を向いて、頑張って欲しいですね。

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それぞれの選手たちが早く思いっきりプレーできるようになることを願っています。

次回は投手陣の様子をお伝えします。

(Bambies取材班)

Writer /

上杉 あずさ『班長』