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リハビリ投手陣の現在

ちくごNews
公開日:2025.08.31
リハビリ投手陣の現在

Bambiesでは29日に筑後のリハビリ組を取材しました。各選手の様子を、森山良二リハビリ担当コーチや選手の言葉からレポートします。今回は投手陣について。

まず、投手陣の中では復帰が見えてきた井﨑燦志郎投手。腰椎分離症でリハビリを行ってきましたが、もう痛みはなく、有意義なトレーニング時間を過ごせているようです。
先日、7割の力でブルペン投球した際には148キロをマーク。今までは試合で150キロ出ていても、ブルペンでは142〜143キロ程だったそうで、「野球人生の中で1番良い」と手応えを感じていました。9月中旬の復帰を目指しているとのことです。

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気になるカーター・スチュワート投手についてですが、10〜20%の力でようやくボールを投げ始めた段階とのこと。森山コーチは「投げ始めたと言っても、まだあれくらいよ。昨日よりは少し良いし、肩周りの不安も徐々に無くなってはきたので、今日また病院行くので、来週くらいから上げて行ければなというところ」と説明しました。

左肘の炎症でリハビリ組に合流している前田純投手は、軽いネットスローを行っています。この日が投げ始めて2日目ということでした。森山コーチは「何ともないって言ってるけど、状況みながらね」と話していました。

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トミー・ジョン手術から復帰を目指す長谷川威展投手は、現在20mのネットスローを行っています。5m刻みで徐々に距離を伸ばしてきました。森山コーチは「投げ方もちょっと前は肘を怖がって投げている感じだったけど、身体使って投げられるようになってきた。本人はまだまだって言ってるけど、徐々に良くなってきたよ」と頷きます。

長谷川投手は「一喜一憂の日々です」と明かします。「これで本当に投げられるようになるのかな」と不安になることもあると言います。術後5か月が経過。リハビリ生活はまだまだ続きますが、灼熱の筑後でランニングメニューなども精力的に取り組んでいました。

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トミー・ジョン手術からもうすぐ1年が経つ澤柳亮太郎投手について、森山コーチは「今も肘の神経症状があるし、もうちょっと時間かかると思う。復帰の目処は人それぞれだから。一喜一憂せんでやっていこうと言ってます。焦ってもしょうがないからね」と見守ります。

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田上奏大投手は右肩の肉離れでリハビリ中です。森山コーチによると現在は3〜4割の力でキャッチボールを行っているそうです。

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腰を痛めた影響でリハビリを続ける⾧水啓眞投手は、現在5〜6割の力でキャッチボールを行っています。森山コーチは「あいつは投げるセンスあるからね。患部の張りが無くなれば上がってくるんじゃないかな」と期待を込めます。

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ここからは高卒新人たちについて。
右肘と腰を痛めて以降リハビリ組で汗を流すドラ1ルーキーの村上泰斗投手。8/14にネットスローを開始し、現在5〜6割の力でキャッチボールを行っています。森山コーチは「(投手の全体)練習参加してるし、まだ特守とかには入っていないけど、入れるようになったら上がってくるんじゃないかな」と復帰に向けて前進中の様子。村上投手は「復帰したら155キロ出します」と目をギラつかせてトレーニングに汗を流していました。

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右肘靭帯から流血があって以降、リハビリを続けてきた津嘉山憲志郎投手は、現在は20mほどのキャッチボールを行っています。

4月にトミー・ジョン手術を受けた河野伸一朗投手はネットスローを開始し、現在は15mほど。じっくりリハビリを続けます。

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左肘靭帯の部分損傷でリハビリ中の熊谷太雅投手は、この日から25mの距離でキャッチボール。「今のところ問題はないですが、最初は投げるのに怖さがありました」と熊谷投手。入団からリハビリで過ごす時間が長いですが、「憧れの先輩たちがいて、たくさん話しかけちゃいました」と”怪我の功名”と言わんばかりに、先輩たちからたくさんのことを吸収する時間になっています。

中でも、前田純投手とは同じ長身左腕でタイプも似ています。高校時代、前田純投手がかまぼこ板を使って練習していることをニュースで知り、真似していたそうです。そんな話もしながら、積極的に先輩たちから吸収してきました。実戦デビューはもう少し先になりそうですが、この時間を有意義に過ごせているようです。

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選手たちの怪我が無事治り、1日も早く思いっきりプレー出来る日が来ますように。

(Bambies取材班)

Writer /

上杉 あずさ『班長』