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A組入りが期待されるもC組スタート…宮里優吾の現状

ちくごNews
公開日:2026.02.01

2月1日、プロ野球の春季キャンプが始まりました。福岡ソフトバンクホークスは、「宮崎生目の杜運動公園」でA組とB組が、ファーム本拠地の「HAWKSベースボールパーク筑後」でC組とリハビリ組、S組の数名が練習をスタートさせました。

C組に名を連ねるのは、身体作りに重きを置く若手選手や怪我明けの選手が多いですが、中には2軍で”実績”のある選手も数名いました。

そのうちの1人、3年目の宮里優吾投手が筑後スタートであることが気になりました。

2023年育成ドラフト2位で東京農業大学から入団。プロ1年目から2軍で豪腕っぷりを見せていた最速156キロ右腕。昨季は支配下登録期限の7月末までに、2軍戦17試合に登板し、防御率0.48。支配下登録まであと一歩、というところまでアピールしていました。ところが、2桁の背番号を手にすることは出来ませんでした。

8月からシーズン終了までは、イースタン・リーグ所属のオイシックス新潟アルビレックス・ベースボールクラブへ派遣されました。若手有望株に登板機会を与えて育成するための、球団として初の試みでした。その期待に応えるように、短い期間で17試合に登板。タフに腕を振り、経験値を積み上げました。

「追い込みすぎ」が祟ったC組スタート

そんな期待の右腕だっただけに、今春キャンプはA組入りするのではないかという予感もあったのですが、まさかのC組スタート。

宮里投手は、「リハビリとかじゃないですよ。肩甲骨のポジションが悪いとか、コンディションの面でいろいろあったので。自主トレで追い込みすぎました。コーディネーターからは実戦に間に合わせて欲しいと言われています」と説明します。

1月の自主トレは、東京都内の施設で尾形崇斗投手と行いました。長所である出力の部分を伸ばしながら、数値化して炙り出された弱点にもフォーカスし、様々なトレーニングを行いました。さらに、早朝からウエートトレーニングでも追い込む日々。フィジカルを鍛えつつ、身体の使い方を見直し、一定の手応えを感じて帰福していましたが、そこに投球が追い付いていなかったのです。

キャンプイン初日、ブルペンで5割程度の力感で立ち投げを行いました。自主トレではトレーニングに重きを置いたため、結果的にこれが今年最初の傾斜での投球でした。

「焦りもありますが、トレーナーさんたちと立てたスケジュールでいけば大丈夫。今日も全然悪くなかった。あとは僕の仕上がり次第です」と宮里投手は頷きました。

星野順治コーディネーター(投手)は「投げるペースはメディカル部門の方に考えてもらっています。自主トレ期間はこちらが見れないけど、現実的にこういう結果になったのは、何かしら原因がある。振り返りは必要です。今は、ちゃんと全力で投げられるようになるのが先決。それを維持していければ試合も見えてくる。投げることは出来るけど、調整が遅れているので、その部分をC組でやってもらいます」と宮里投手の現状を語りました。

それでも、評価は変わりません。「いいボール投げますし、本人もやる気がある選手。それが今回は上手く噛み合わなかったということです」。追い込むことと調整することのバランスの難しさを改めて感じました。

昨季感じた”1軍で投げるイメージ”を初っ端から

宮里投手は、「1年目は支配下にならないと、って急いで焦って怪我もあった。今も気持ちは変わらないけど、やることをやっていたら、と思う気持ちもある。もちろん、ゆっくりはしていられないけど」と取り組んできたことに胸を張り、直面した壁も冷静に突破しようとしっかり受け止めていました。

昨季、新潟に派遣され、「イースタン・リーグで、1〜1.5軍クラスの人達にも投げたことで、1年目にはなかった”1軍で投げるイメージ”が湧きました。今年はそれを初っ端から実戦でいきたい」と力強く語ります。

後日、A組スタートの可能性もあったことを伝え聞いただけに、悔しさも増します。思い描いたキャンプインにはなりませんでしたが、昨季の手応えと強い決意で、今年こそ支配下登録を掴んでくれるはずです。

Writer /

上杉 あずさ『班長』

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