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「どうにかして変わりたい」…豊富な練習量に込めた決意

上杉あずさのスコアブック
公開日:2026.02.25

「どうにかして変わりたい」

感謝する指揮官に”成長した姿”で恩返しをしたい──。

佐藤航太選手はそう胸に誓って、今春キャンプに挑んできました。

宮崎のB組でスタートした育成4年目のキャンプ。
毎朝のアーリーワークは皆勤賞。そこから全体練習、個別練習を終えて、さらにバットを振ります。「絶対、最終バス(で帰る)と決めています!」と強い決意で練習する日々です。

キャンプも終盤になり、ヘトヘトになっているはずなのに、どこか充実感に満ち溢れていました。

佐藤選手は「キャンプ中、最終バスの時間まで残って練習するって決めています。シーズン入ってからも、アーリーワークからしっかり練習することを、まずは今年の秋キャンプが終わるまで続けると決めました」と宣言します。

もちろん、選手層の厚いホークスで、這い上がるのは簡単なことではありません。育成選手であれば、尚のこと。まずは支配下登録を勝ち取るために、とにかく練習あるのみです。

「どうにかして変わりたい」がモチベーション

佐藤選手はプロ2年目の8月、2軍でチャンスを貰うと、そこで持ち前のコンタクト力と積極的な打撃を披露。勢いに乗って安打を重ね、「ファーム月間MVP」を受賞したのです。一気に注目度を上げ、昨春キャンプでは”サプライズ”でA組に大抜てきされました。

ところが、体調不良でA組を途中離脱。シーズンでもなかなか思うような結果が残せず、3軍暮らしが長くなりました。

そんな中、昨年8月に再び2軍でチャンスが到来しました。3軍から2軍に合流する前、当時3軍を率いていた斉藤和巳監督に呼ばれ、約1時間の熱い話がありました。

「『継続することを継続しろ』と言われました。『継続して出来たから終わりじゃなくて、そこからも継続してもっと良くしろ』と言われました」

佐藤選手の心に響きました。

「和巳さんがいろんな話をしてくれて、期待してくれていたり、面倒見て頂いているので、どうにかして変わりたい。今まで通りだったら、『こいつ変わったな』とは思われないし、周りからもそう思われるくらい変わりたい。だから、今までやらなかったことをやってみようと思って」と佐藤選手は誓いを立てたのです。

豊富な練習量は、指揮官に”変わった姿”を見せたい──。そんなモチベーションでもありました。

年末年始も東京の実家には帰らず、筑後に残って練習を続けてきました。もちろん、今までも練習はしていましたが、ここまで徹底的に練習量を確保して取り組むのは、”過去イチ”。人生で最も”野球漬け”の日々を過ごしています。

筑後に帰っても変わらず”継続”

第6クールからは、他の選手との入れ替えのため、筑後のC組で練習することになりました。

B組に残って試合に出たい思いも当然ありましたが、「やることは変わらないので。B組でやってきたことを継続するだけです」と真っ直ぐ先を見据えます。

合流した25日、C組全体としてアーリーワークは設けられていませんでしたが、「勝手にやりましたよ(笑)」と単独で打ち込み。全体練習を終えてからも、宮崎にいた時と変わらず、夕食の時間までバットを振り続けました。

今回、筑後に帰る前にも、斉藤2軍監督は声を掛けてくれました。

「和巳さんには、(練習を)長くやればいいわけでもないし、短い時間で集中してやるのもいい。でも、やらない選択肢はないと思うから。お前はご飯もたくさん食べないといけないし、練習もしないといけない。リズム変えないようにな」

指揮官に背中を押され、筑後でも引き続き、練習に励んでいます。「筑後の方が人数少ないし、施設も整っていると思うので、やり放題です」と覚悟は決まっています。

「和巳さんに変わった姿を見せたい」──。
慕う指揮官への思いを1つのモチベーションに、今季こそ”継続力”でポテンシャルを開花させてみせます。

Writer /

上杉 あずさ『班長』

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