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悔しかったC組スタート…村上泰斗が秘める負けん気

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公開日:2026.02.02

プロ2年目の春季キャンプも筑後からスタートしました。

2024年ドラフト1位で福岡ソフトバンクホークスに入団した村上泰斗投手。例年、高卒ルーキーは身体づくりを優先し、筑後のC組でキャンプインしますが、2年目の春も筑後スタートとなりました。

「宮崎行きたいですね」──。

先月末、ちょっぴり期待を抱いていただけに、厳しい現実でした。

「マジか」……組み分けを知った時は正直、悔しさが滲みました。

それでも、C組スタートは決して評価されていないわけではありません。

「今は評価してもらう期間じゃなく…」受け止める現在地

1月30日、筥崎宮での必勝祈願の後、川越英隆コーディネーター(投手ファーム統括)から話をされました。「評価してないわけじゃないし、素質を認めているけど、やっぱり去年の怪我があるから」

昨季は3、4軍の非公式戦で5試合(5回)に登板。大器の片鱗を見せましたが、右肘や腰を痛めた時期があり、順調なルーキーイヤーとは言えませんでした。

去年の後半戦、怪我で投げられなかったことを受け止め、「悔しさはあるけど、今はシーズンに向けてやっていく期間なので、現時点で評価されても、シーズンで怪我したら元も子もない。今は評価してもらう期間じゃなくて、自分をパワーアップさせる期間。宮崎に行けるなら、それは嬉しかったんですけど、筑後でも出来ることはたくさんあるので」と気持ちを切り替えました。

性格上、トレーニングをやりすぎてしまう部分も考慮されたといいます。「『気持ちを抑えて』と言われました。最初は評価されていないのかなと思ったけど、そういう話があったので良かった」と少しホッとした様子でした。

恵まれた出会いと肌で感じた大きな刺激

1年目、怪我はあったものの、ストイックに黙々とトレーニングに励み、身体を強くしてきました。さらに、オフにはオリックス・バファローズの山岡泰輔投手、ホークスの大津亮介投手、木村光投手、大野稼頭央投手と沖縄で充実の自主トレを過ごしました。

チームの先輩である木村光投手に自主トレの相談をしたところから始まり、大津投手と山岡投手という体格や投げ方的にも”手本”としたい先輩たちへの”弟子入り”が叶いました。山岡投手は、プロ入り前から「似ている」と言われ、フォームを参考にした存在でもあります。「そこまで繋がるとは思ってなかった」と嬉しい出会いに感謝しました。

技術面で学んだこともたくさんありますが、何より肌で感じた”1軍の空気”に刺激を受けました。

「一緒にやらせてもらった先輩たちは、当然ですが、1軍での活躍を見据えている。今年は何試合登板するとか、何勝するとか。そういう話を間近で聞けて、まだまだ自分のレベルは低いと思った。『1軍で投げる』っていう目標だけじゃダメだなと。その先まで考えていないといけないなと思いました。もっともっと」

置かれた立場も年数も違いますが、1軍で戦ってきた先輩たちの会話の全てが刺激になりました。村上投手はまだ今季が高卒2年目。2軍デビューもこれからという段階で、先を急ぎ過ぎてはいけないかもしれませんが、悠長なことも言っていられない──。強い自覚を抱く18歳です。

それでも、努めて冷静に先を見据えます。

「1軍で勝つことと、1年間怪我しないこと」

等身大の自分で掲げた今年の目標。その先にある大きな野望を胸に秘めながら、まずは2年目の飛躍を誓います。

「筑後スタートは悔しかったけど、まだ今はその時じゃないのかなと。宮崎だったら出来ていないこともあるだろうし、技術とかそっちに振り切って、ケガしないように頑張ります」と力強く語った村上投手。

こんなに強い覚悟と秘めたる負けん気があれば、大丈夫。悔しさを糧に、冷静に虎視眈々と、レベルアップに励みます。

Writer /

上杉 あずさ『班長』

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