Bambiesでは11日に筑後のリハビリ組を取材しました。各選手の様子を、コーチや選手の言葉からレポートします。
まずは、実戦復帰が近付く今宮健太選手と栗原陵矢選手について、中谷将大リハビリ担当コーチ(野手)にお話を伺いました。
今宮選手は6/14に左脇腹を、栗原選手は7/2に右脇腹を痛めてリハビリを行ってきましたが、「明日から出ます」と明日の2軍戦で2人がプラン通り復帰することを明言しました。「5イニングくらい出られたらいいなと。順調です。だいぶ痛みもないということなので、あとは試合でどういう感じか」と説明しました。


4月に右脛骨骨挫傷と診断されてリハビリを続けてきた柳田悠岐選手については、「だいぶ状態も上がってきているので。もうあとちょっとかな。でも、状態見ながらなので、確定では言えないけど、日に日に良くなってきていることは確かなので」と言います。段階を追う中でしか説明出来ないとしながらも、順調であることを強調しました。

4/30に左肩関節亜脱臼に伴う手術を受けていた正木智也選手は、「置きティーでは100%で振れていて、今日からフロントティーしました。怖さがないと言ったら嘘になるけど、順調ですよ」と笑顔を見せました。

続いて、左手有鉤骨を骨折し、6/18に手術を受けていた重松凱人選手について。中谷コーチは、「雨が続いていて室内練習ですけど、フリーバッティングも再開したし、今日は追いバッティングも出来た」と”おかわり”で打撃練習が出来るくらい順調であると明かしました。
4/24の2軍練習試合で左膝などを怪我し、手術を受けていた木下勇人選手。中谷コーチによると、バッティングは問題ないようですが、怪我をした脚の状態が良かったり悪かったりと波がある様子。日々、状態を見ながらの練習になっているそうです。

また、宇野真仁朗選手は7/31に球団から右肘関節内側側副靭帯再建術(トミー・ジョン手術)を受けたことが発表されました。
デービッド・アルモンテ選手は、3軍の四国遠征中に左手に死球を受けて、リハビリ組に合流しています。

続いては、投手陣について。
腰椎分離症で離脱していた井﨑燦志郎投手は、「もう全力でキャッチボール出来ています」と頷きます。ただ、森山良二リハビリ担当コーチ(投手)は「もうだいぶ強く放れるようになってきたよ」としながらも、「4年目だけど、まだまだ体力的にもやることあるからもう少しかかるかな」と現状を語りました。
復帰が近付いているのは、ルーキーの塩士暖投手。腹直筋の張りでリハビリをしてきましたが、先週は今宮健太選手、栗原陵矢選手、柳田悠岐選手を打者に迎えてライブBPを行いました。
森山コーチは「ブルペンでも出力出ていて、MAX149、平均143〜144。マウンド上での姿もちゃんと投げられていた。元々ベース板の強さがあるけど、高めでファウル取れたり、空振り取れたりしていた。あとは軍に行って、技術とかいろんな経験を積んでいって欲しい」と説明しました。さらには、「球速ももうちょっと出ると思うよ。150は超える思う。期待しています」と優しく笑いました。
右肩の肉離れで離脱していた田上奏大投手は、「今日からキャッチボールです」と一歩前進。森山コーチは「まだ固さがあるし、動きが悪いけど、これから慣らしていくしかない」と言います。当初、田上投手自身は「そんなに時間はかからないと思います」と話していましたが、実際には軽傷ではありませんでした。ただ、前向きにリハビリに取り組み、元気であることを強調しました。

澤柳亮太郎投手は、昨年9月にトミー・ジョン手術を受け、現在が11か月目。森山コーチは「ちょっと神経症状が出ているので、少しペースを落としている。長いスパンで見ないとね。TJだから仕方ない」と説明します。
同じくトミー・ジョン手術からの復帰を目指す長谷川威展投手は、「久しぶりに10mくらい投げました。自分の出来る範囲で7割くらい、力感としては3〜4割ですかね」。3月に手術を受け、現在が5か月目。まだ先は長いですが、じっくりと歩みを進めています。
腰のリハビリを続ける村上泰斗投手、長水啓眞投手はまだ時間がかかる様子です。
「まだ時間がかかる子が多いね。ゆっくり明るくやります」と森山コーチ。大切にする”笑いの治癒力”で、リハビリ組を明るく照らします。
怪我をしている選手たちが、明るくリハビリに取り組み、少しでも早く元気になることを願っています。
◆柳田選手、今宮選手、栗原選手の練習の様子はこちらから!