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来季の飛躍に向けて…大野と廣瀨が武者修行へ

ちくごNews
公開日:2025.10.23

ホークスは22日、選手育成のため、プエルトリコ・ウインターリーグへ下記の2選手を派遣することを発表しました。

〇大野稼頭央 投手
10 月 30 日(木)出国~12月16日(火)帰国

〇廣瀨隆太 内野手
11 月 4 日(火)出国~12月16日(火)帰国

※予定は変更の可能性あり
※帯同スタッフ:フェリペナテル4軍投手コーチ、田代健太郎ファームアスレティックトレーナー

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高卒3年目の大野投手は、今季6月に1軍デビューを果たした期待の若手サウスポーです。4試合で4回1/3を投げ、無失点。2軍では23試合に登板し、1勝2敗。防御率2.75。

みやざきフェニックス・リーグ中に来季に向けて先発に転向。充実した時間を過ごしているところでした。

今季成長したポイントとしては、変化球のバリエーションが増えたことがあります。昨季まではスローカーブ、スライダー、フォークの主に3球種でしたが、それぞれの精度を上げながら、パワーカーブ、チェンジアップとさらに2球種増やしました。

パワーカーブ習得のキッカケをくれたのは、外国人育成コーチとして来日していたバンデンハークさんでした。「スローカーブを投げていたら、『それいいね』と言ってもらって。『空振りの取れる速いカーブが欲しいです』って話したら、ナックルカーブを教えてくれました。それを自分流に改良してきました」と磨いてきた新球。これにより、配球の組み立てや幅が広がりました。

来季先発として勝負する上でも、今季は充実したシーズンを過ごした大野投手。プエルトリコでの武者修行で、さらなるレベルアップに期待がかかります。

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大卒2年目の廣瀨隆太選手にとっては、今季は悔しい1年になりました。1軍ではルーキーイヤーの35試合を下回る30試合の出場に留まりました。2軍では97試合に出場し、打率.267。9月20日には2軍戦今季1号本塁打を東京から応援に来てくれた両親の前で放ちました。

ただ、シーズンを通してもがいている印象でした。バッティングのタイミングが合わず、差し込まれることも多くありました。それを改善するために構えを模索したり、踏み込み足を早めに引いて待ってみたりと試行錯誤しました。

バッターボックス内の立ち位置も、よりホームベース寄りに立つように見直しました。村松有人2軍打撃コーチは「もうちょっとピッチャーに入っていって欲しい。開きが早いから外は遠く感じる。良いピッチャーは外に投げてくるので、そこをもっと対応できるようにならないと」と先月、課題を語っていました。アウトコースに投げてきた球をセンターから反対方向に打ち返せるようにならないと打率は残らないということを指摘してきました。

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村松コーチは「廣瀨の持ち味は反対方向に長打を打てるところだったけど、今無くなっている」とも話していました。

苦しんだシーズンでしたが、プエルトリコでタフに挑み続け、来季に繋がるキッカケを掴めますように。

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両選手の飛躍を期待しましょう。頑張ってきて下さい!

Writer /

上杉 あずさ『班長』

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