早期1軍復帰も見えてきました。
6月12日に「左手有鉤骨鉤摘出手術」を受けていた山本祐大捕手の実戦復帰が近付いているようです。球団からは競技復帰まで2~3か月の見込みと発表されていましたが、約1か月でのスピード復帰が現実的になりました。
先月22日、ファーム本拠地「HAWKSベースボールパーク筑後」のリハビリ組に合流。当初、打撃練習は片手のみで行っていましたが、30日からは両手打ちを開始。

そして、7月11日にはリハビリ組移管後、初めて実戦形式の打撃練習を行いました。育成の熊谷太雅投手のライブBPで、前半は捕手として受け、後半は打席に立ちました。
「受ける方はそこまで違和感なく、感覚も問題なく受けられたかなと思います。打つ方は、タイミングのズレはあったんですけど。そこは修正していくべきところ」と振り返りました。
最新鋭バーチャル投球マシンのトラジェクトアークなども使用し、実戦感覚を失わないように取り組んできましたが、「(実際の投手との対戦は)全然違いますね!やっぱり生きている球はタイミングがどうしても難しいので。いい練習になりましたし、すごく楽しかったです」と育成2年目左腕との対戦に充実感を滲ませました。
久しぶりの”捕手姿”でも、存在感を示しました。ルーキーイヤーの昨季をリハビリ組で過ごした熊谷投手は、プロ入り後初の対打者への投球。プロでの”初バッテリー”が山本祐捕手となり、「祐大さん、めっちゃ投げやすいです。安心感があります」と嬉しそうに話していました。
山本祐捕手は「くまちゃん(熊谷投手の愛称)、高校ぶりに投げるって言ってたんですけど、まずはやっぱりあそこで投げて、ストライクが入るっていうのは、当たり前のことなのかもしれないですけど、すごく大事なことなので。すごく良かったなと思います」と優しい表情で語ります。
投球練習時から「投げたいボールある?」などと声をかける姿が印象的でした。「変に気を遣って欲しくないなっていうのと、自分がやりたいことをやるのが1番なので。僕が思ったことを話す分にはすごくいいと思うんですけど、それをいきなり、何も知らないまま強制するのは違うと思うので。まずは思う存分やって欲しいなっていう思いでした」と投手を思いやりました。

「良いチームだな」…新天地で感じるさらなる伸び代
リハビリ組合流当初は、「ホークスっていうチームを僕はまだ全然知らない」と語っていましたが、約3週間が経過し、様々な人とコミュニケーションが取れているようです。
「ホークス、良いチームだなと思います。まだリハビリ組しか見ていないですが、各々自分のやるべきことをやっているのは、素晴らしい空気感があるなと思います。当たり前なんでしょうけど、一人のプロ野球選手としての自覚がそれぞれにあるんだなっていうのを感じています」と印象を語ります。
また、ホークスのファームには試合中心の2、3軍とは別で、打撃や守備の集中練習を4軍で行うなど、レベルアップのための環境があります。11日には、4軍で捕手の特化練習をしていた育成ルーキーの池田栞太捕手と共に、捕手領域のアドバイザーを務める緑川大陸さんに指導を仰ぎました。

「緑川さんからはすごくいいお話が聞けましたし、まだまだ自分が成長できるんだなっていうのを感じられました。すごくいい時間だったなと思います」
時折、大きく頷きながら、緑川さんの話に耳を傾けました。
「刺激も増えましたし、やらないといけないなっていう気持ちも芽生えさせられましたし、良かった。(自分もまだ)伸び代あるんじゃないかなっていうのは感じました」と目を輝かせ、捕手としてのレベルアップを誓いました。
5月12日の衝撃トレードから、1軍で一気に立場を築き出したところでの手術、リハビリ……。約1か月の離脱期間で大きな学びと刺激を得た山本祐捕手。さらなる進化を求めながら、再びグラウンドに立ちます。
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