驚異の回復力に驚きを隠せません。心身の強さが復帰を早めてくれています。
6月23日のオリックス戦(みずほPayPayドーム)で顔面に死球を受け、緊急搬送された石塚綜一郎選手。25日に「左側下顎骨骨折にともなう観血的整復プレート固定術」を受けたことが球団から発表されました。
7月3日に退院してみずほPayPayドームを訪れると、報道陣の取材に対応。「僕自身はめちゃめちゃ元気だったので、(救急車で)運ばれる時、『明日も試合出られます』みたいな話をしていました。(切れた唇の)皮膚的な痛みだけでした」と語る“鉄人っぷり”で、早期復帰への意欲を見せていました。
退院翌日からファーム本拠地の「HAWKSベースボールパーク筑後」でリハビリを行っています。7日からはリハビリ組の全体練習に混ざり、打撃練習や守備練習。脳震盪の診断もなく、すぐにプレー制限はなくなりました。
11日には育成・熊谷太雅投手のライブBPで打席に立ちました。「楽しかったです。プロジェクター(に映る投手の球)とは違うっす。3Dがいいですね」と充実感を滲ませました。

心の強さで手繰り寄せる早期復帰
死球の数が多いことは、周知の事実ですが、今回は今までとは比にならないほど衝撃の大きな死球でした。しかし、石塚選手は平然と「今まで何回当たってきたと思ってるんですか」という力強い発言。
プロ入り後、大きな怪我をしたことがない石塚選手。骨挫傷や亀裂骨折はありましたが、「1か月以上リハビリにいたことないです。今回も3週くらいで戻れそうですね」とタフすぎるのです。
身体の強さは石塚選手の持ち味ですが、ここからは体力を戻していく段階。練習再開時は「バテバテだった」といいますが、灼熱の筑後でランニング、ウエートトレーニングまでしっかりこなし、体力強化に努めています。
下顎の負傷で噛むことが出来ないため、3日ほど食事は流動食で、4キロ痩せたといいます。今もまだお粥やペースト状のおかずなど柔らかい食事を摂っているそうです。今、1番食べたいものは「焼肉」。「タンが1番好きなのに、まだ食べられない」と嘆いていました。
石塚選手は「ずっと(もういけると)言ってます。本当は今日からいきたかったんですけど」と3軍戦出場に意欲を覗かせました。14日の3軍戦から試合前練習に参加し、ベンチ入りもする予定とのこと。
筋量が落ちていることから、感覚のズレは多少なりともあるようで、「それも試合に出てみないと分からないので」と1日も早い実戦復帰を熱望しました。
「早く戻りたい」一心で気持ちはずっと前のめり。この心の強さこそが、驚異の回復力の源になっているのでしょう。石塚選手の早期復帰を楽しみにしています。
