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衝撃の157キロ!大山凌が今季初先発で“魔改造”⁉

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公開日:2026.07.23

首脳陣も自らも驚くほどの快投を見せました。

大山凌投手が、7月22日のファーム・リーグ 中日戦(タマスタ筑後)で今季初先発。6回4安打無失点5奪三振の好投で、今季初勝利をあげました。自己最速を3キロも更新する157キロをマークするなど、衝撃を与える内容でした。

初回、先頭打者を3球三振に仕留める立ち上がり。2回二死1、3塁のピンチの場面は、自己最速157キロの直球で見逃し三振!6回にも二死満塁のピンチを迎えましたが、5球ファウルで粘られた末、最後はチェンジアップで空振り三振。力強いガッツポーズで吠えました。1球1球、気持ちを込めて83球を投げ抜きました。

2年ぶり先発の経緯

川越英隆コーディネーター(投手ファーム統括)は、大山投手の先発起用について、こう説明します。

「正直、中継ぎでちょっと伸び悩んでいたので、刺激を入れようかなと思って。でも、元々『チャンスがあれば先発しようね』とはずっと言っていたんですよ」

今季はここまで最長2回しか投げていなかった大山投手。初先発までに、段階を踏む予定だったといいますが、他の投手との兼ね合いもあり、”ぶっつけ本番”に。それでも、練習から球数を投げてこの日に備えてきました。

当初の予定では70球前後。5回投げ終わった時点で59球だったため、6回もマウンドへ。結果的には83球を投じましたが、出力を落とすことなく、投げきりました。

「最後はちょっとバテたかな。でも、(6回の最後の打者に)155キロ連発してピンチ乗り越えて。なかなかピンチでああやって出力を上げられるのは簡単じゃない。出来過ぎ。ビックリしちゃった。投げれるじゃん!」と川越コーディネーターは笑顔で称えました。

約2年ぶりの先発としてのマウンドに大山投手は、「良かったです。楽しかったですよ。最後はちょっと出し切ったけど」と振り返ります。充実感に満ちていました。

本来、プロ入り時から先発志望でした。それは首脳陣とも共通認識としてあった中、1年目は1軍で主に中継ぎとして18試合に登板。「中継ぎの面白さみたいなのも感じたし、チーム状況を見た時、今の自分がどこで勝負できるかを考えて」と、首脳陣とのミーティングを経て、ここまで中継ぎとして勝負してきました。

今季は怪我で出遅れ、開幕2軍スタート。1軍でも2試合の登板に留まっていた中、巡ってきた先発機会。

「なかなかピッチングフォームが定まらなかったりもあった。先発だったら登板間隔が空くので、そこでいろいろできる。それに、先発がやりたいっていうのもあったし、川越さんとも意見が一致したので」と大山投手にとっても念願叶ったマウンドでした。

突然の”魔改造”の真相

3年目の今季は、春季キャンプ中に右肩コンディション不良を訴えて離脱し、出遅れました。5月に1軍に昇格するも、2試合のみの登板で登録抹消。

「悔しいし、不甲斐ない」と唇を噛みましたが、降格時に倉野信次投手チーフコーチから激励されました。「しつこいくらい『自信は無くなすなよ』って言ってもらいました」と明かします。上手くいかないことも多かった中、「やるべきことだけはやってきた」とコツコツ取り組んできました。

再合流した2軍でも、当初は不安定な投球が続きました。しかし、「この間の試合くらいから、なんかいい感じに力が抜けて投げられていて」と手応えを感じたのは16日の阪神戦(丸亀)。3点リードの9回に登板し、最速153キロをマークしながら、3者連続三振。圧巻の投球を見せました。

そして、この日の初先発。結果のみならず、157キロで衝撃を与えました。これまでの自己最速が154キロだっただけに、周囲は”誤計測”も疑いましたが、関係者の話を総合しても、”ちゃんと157キロ”だったようです。

急な”魔改造”の真相は「怖い。分からない」と目を丸くしましたが、「でも、投げ方が良くなってるのは間違いないです」と大山投手。

これまでなかなか定まってこなかった投球フォーム。「もうずっとです。去年、1軍抹消になった時期くらいから、なかなか上手くいかなかった…」と試行錯誤を繰り返してきました。

様々なコーチやスタッフにも助言を受けながら、「フォームに無駄がなくなった」と手応えを感じると、ここ2試合で一気に歯車が噛み合い始めたのです。

「次も先発ですね、おそらく。あの感じだとこちらとしてもやらせてみたいですね」と川越コーディネーターも次回以降に期待を寄せました。アップデート中の大山投手、これからが楽しみです。

Writer /

上杉 あずさ『班長』

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