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“完全復帰” に求められる「改善」…宇野真仁朗の現在地

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公開日:2026.06.09

“完全復帰”へじっくりと歩みを進めています。

先月、2年目の宇野真仁朗選手が長いリハビリを乗り越えて、実戦復帰しました。

ルーキーイヤーの昨季、7月末に右肘のトミー・ジョン手術を受けました。さらに、9月には「左尺側手根伸筋腱腱鞘再建術と左三角線維軟骨複合体縫合術」を受け、プロ生活のほとんどの時間をリハビリに費やしてきました。

そして、5月12日からの3軍戦で実戦復帰。「リハビリの日数を数えたら、怪我をして325日目でした。数字を見るとすごく長かったなと思いました」と宇野選手。自らその日数を口にするほど、待ち望んだ復帰の日でした。

この3連戦では安打こそ出ませんでしたが、まずは無事に試合に出場出来たことに安堵しました。

その後、27日から3軍の韓国遠征に途中参加しました。雨天中止もありましたが、指名打者で出場した29日の試合で、復帰後初安打含む2安打。30日には遊撃の守備にも就き、本塁打含む2安打。31日は指名打者で1安打。韓国では4試合に出場し、12打数5安打でした。

宇野選手は「ヒットが出たのは良かったんですけど、まだ掴めていないですね。チョコンと合わせたヒットだったので」と納得していない様子。本塁打についても「風と湿度で入っただけですよ」と謙遜しました。実戦感覚はまだ戻ってきていないといいます。

守備については、「意外と落ち着いてできました。ノックとかもたくさん受けてきたし、スローイングも良くなっていた」とリハビリ期間の練習の成果を発揮しています。

しかし、「結構疲れます。試合の中で疲れると感じることが…。今までは全然、9回フル出場でも延長戦になってもあまり気にならないタイプだったのに。久しぶりだからですかね」と体力面のブランクを感じていました。

長期的視野で目指す”完全復帰”

韓国遠征後は、再びリハビリ組管轄で練習を行っています。投手のトミー・ジョン手術より復帰が早いとされる野手の同手術。当初、球団からは「競技復帰まで8ヶ月の見込み」と発表されていましたが、術後10ヶ月以上が経った現在も”完全復帰”には至っていません。

気になる宇野選手の現状とは──。

ファーム・リハビリPT兼 R&Dグループ メディカル担当の門田大祐トレーナーによると、「投球フォームの改善段階」とのことでした。「靭帯自体は綺麗になったけど、元々肘にストレスのかかる投げ方だったので、改善していかないと再発の恐れがある。今は、投げ方の矯正段階です」と説明します。

肘の痛みがあったのは高校時代から。「投手だったらトミー・ジョン手術をしていました」と明かすほどの状態だったといいます。無理をしてきた代償は、決して小さくありませんでした。

中でも、遊撃手は打球に関わる回数が多いポジション。投げる距離も長く、一連の流れで投げるのは問題なくても、逆シングルからの送球はより負担も大きくなります。

現在はリハビリ組でスローイング指導を受けながら練習し、3軍で試合に出場するなど、患部の状態を見ながら、ステップを踏んでいます。

9日は午前中、リハビリ組の練習で汗を流し、ナイター開催の3軍戦に出場。代打で1打席立ちました。

強度の高い”内野の要”──。
期待の高い若鷹は、将来に向けてじっくりと土台を築きながら、大きく羽ばたく準備をしています。

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Writer /

上杉 あずさ『班長』

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